「整える」とは、“余白”をつくること。

余白のある部屋 コラム

こんにちは。
今日は「片付け」と「整える」のお話を、少し視点を変えてお届けします。


片付けは、“いま”を選び取る時間

まずは、目の前のモノと向き合いましょう。
ときめきが薄れてしまった洋服、役目を終えた書類……。

「ありがとう、さようなら」

そう声を掛けながら手放していく“片付け”は、
「いまの私」に本当に必要なモノだけを選ぶ時間です。
ここまでは、以前お話ししたとおり。


■ 整える=余白をプレゼントすること

片付けて選び抜かれたモノたち。
次に私たちがすることは――

“余白”をつくってあげることです。

  • 引き出しの中、ギュウギュウに詰め込まず“8割収納”に。
  • 本棚の一段を空け、好きなアロマや写真を飾るスペースに。
  • 明日のバッグを玄関に置く“定位置”を用意して、朝のバタバタを無くす。

整える作業は、単に並べ替えることではありません。
モノと心が呼吸できる余白をプレゼントする行為なのです。


■ 余白が生む3つの“いいこと”

  1. 視界が静かになる
    見える面積が増えると、脳がリラックス。
  2. 行動がスムーズになる
    置き場所が空いていると「戻す」動きがラク。
  3. 新しい幸せを迎え入れられる
    空いたスペースは、未来のチャンスを受け取る器。

■ 小さな余白づくりを、今日から

  • まず、引き出しひとつでOK。
    “2割”空けるだけで取り出しやすさが変わります。
  • テーブルの端に飾るためだけの白いトレイを置いてみる。
    それがあるだけで、他のモノを散らかしにくくなります。

小さな余白を重ねれば、部屋も心もふしぎと軽やか。
“片付け”のゴールは“モノを減らす”ことではなく、
余白を楽しむ暮らしを手に入れることです。


■ おわりに

片付けて、選んで、
そして整えて――余白をつくる。

その余白こそが、
あなたの明日をもっとときめかせてくれるスペースなのです。

片付けが変われば、暮らしが変わる。

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